Lila’s diary

ユーリ!!! on ICE、DGS、アニメ、声優さん、ジョジョの奇妙な冒険、進撃の巨人、BLはファンタジー、アラフォーでアニメデビュー、TwitterID:@Lila72104791

「どこにでもいるフィギュアスケート選手」について【ユーリ!!! on ICE】

「僕の名前は勝生勇利!どこにでもいるニッポンのフィギュアスケート特別強化選手で23歳!」

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第1話の勇利のセリフですが、このセリフに騙されてた!という感想をよく見かけます。

前の記事でも書きましたが、わたしは結構そのまま受け取っちゃう方なので、このセリフもホントにそのまま受け止めてました(笑)

でも、スケオタじゃない一般人の皆さま、思い出してみてください。

世界レベルの大会に出てたとしても、メダルを逃した選手の名前、覚えてますか???
あー、日本の選手、出場したけどダメだったのね、くらいにか思わなくないですか?

その時点で、わたしたちにとって、その選手は「普通の選手」なんですよね。

優勝する人は「特別な選手」、その他の人は「普通の選手」。

一般人でもこの感覚なんですよ。
となると、常にトップを目指しているアスリートにとって、大きな大会で優勝したことがない=どこにでもいる普通の選手、っていう感覚なんだろうなって思ってました。

だから、勇利のあのセリフにも、「うんうん、そうだよね。GPF最下位なんて「普通の選手」だよね」と素直に受け取っていたのです。

あともう1つ、勇利くんの自己評価に納得しちゃう経験がありまして…。

だいぶ前の話ですが、とある競技でインターハイまで行ったけど、膝を故障して止めたという人と同僚だったことがあります。

過去の話を積極的にする人じゃなかったのですが、ちらほら出てくる話を総合すると、どうも怪我がなかったら日本代表候補に入れるかも、くらいのレベルだったようです。

その人が趣味で素潜りを始めまして。
それで近々、素潜りの大会があるから出場すると。
昔の話なので記憶がかなり曖昧ですが、素潜り歴は数ヶ月だったと思います。1年はいってない。

そんな状態で大会に出るというので、正直、記念受験みたいなもんなんだろうな、と思ってました。
で、大会が行われた翌週に、どうだった?と聞いたら、全然ダメだった、と。
もう、聞かないでくれ、ぐらいの雰囲気だったんで、そうとう下の方の成績だったんだろうな、と思っていたら、なんと!けっこうな上位に食い込んでたんですよ!

え!?っと思って。
競技を始めて数ヶ月でその成績で、全然ダメってどういうこと!?、と思って、すごいじゃん!!と言ったのですが、それこそ、優勝しなければ意味がないくらいのことを言われました。

始めて数ヶ月の競技で優勝するつもりだったのか、この人!おそロシア!!!

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まあ、優勝まではいかなくても、入賞レベルまでは狙ってたんでしょうね…。

その時、元とはいえアスリートと、一般人の意識には大きな違いがあることを知ったのでした。

だから勇利のあのセリフは、自己評価が低いのではなく、アスリート故の一般人とは感覚が異なるレベルで出てきたセリフなんだと思っていました。

一流を知れば知るほど、自分はまだまだだと分かってくるものですよね。
なので、勇利視点からすると、あれはしごく真っ当なモノローグだったと思うのでした。